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思惑の落し穴

恋はすべてどこまでも片思いだ。

Hanako No.1102

magazine 中島裕翔 ピンクとグレー

 

  久々の登場となる中島裕翔さん。大人びた空気をまとい、モデル並みにロングコートを着こなす。強いライティングに合わせてクールなポーズをしたかと思えば、小道具のクッキーをかじった後の歯を見て、「黒くなっちゃった」とくったくのない笑顔。すらりと伸びる手足に、眼鏡越しでもわかる長いまつ毛。カメラマンに「王子様みたいだ」と言われると…。

「はは!よく言われるんですけど、自分ではそんなことないと思う(笑)。グループでいるときも、基本は笑いが多めでふざけてます。どちらかといえば、蓮吾より大貴みたいなキャラだから」

 初出演にして初主演となった映画『ピンクとグレー』に登場する役で自分をたとえる。りばちゃん(河田大貴)は、周囲を盛り上げる明るいキャラだが、大スターの親友・ごっち(白木蓮吾)に焦燥感を抱く場面も。芸能界が舞台の今作、過激な殴り合いやラブシーンにも挑戦した。

「途中、リアルとフィクションの境目がわからなくなって(笑)」と困惑したそうだが、行定勲監督や共演の菅田将暉さんと一緒に話し合いながら進めた撮影は、「このままずっと撮っていたい」と感じたほど充実した現場だった。

「アイドルだからっていうのは、今回の映画で打ち崩した気がします。俳優としてこういうふうにしてもいいんだという自信になりましたね。でも、俳優の仕事はJUMPがあるからこそできる気がするんです。どの役も、演じたときに、グループの中の自分とのギャップを出せると思うから」

 ホームであるグループについて語るときは、ふとやわらかに微笑む。その瞳に、彼のエアリーな魅力が姿をあらわした。

 

 

Hanako No.1102